京都西陣大黒町の京友禅染工房「染・四君子工房」

織物の町 京都西陣大黒町

織物の町 京都西陣大黒町

昔、京都の町は二条城の北を上京、南を下京と呼ばれていました。
上京の東は御所を中心に公家や武家屋敷が並び、御所に勤務する貴族や官僚、天皇を中心とする公家や女房たちが住んでいました。
そしてその西には織物の町がつくられ、優れた職人が集まり、良質な素材が集まりました。

「西陣」という地名の由来は室町時代まで遡ります。
1467年の応仁の乱で、東軍(細川勝元)と西軍(山名宗全)が激しく争い、戦火を逃れるため多くの職人は京都を離れてしまいます。
しかし、11年間にも及んだ戦いがおさまると、再び京都に職人が集まりました。
その場所が、西軍のあったあたりだったので「西陣」と呼ばれ、そこで織られた織物を「西陣織」と呼ぶようになりました。

染・四君子工房がある西陣大黒町は、京都市上京区浄福寺通上立売上ったところにあり、今でも西陣織の中心を担っています。
平成元年、住人らの手によって「大黒町まちづくり協議会」が設けられ、景観に関する協定が定められました。
通りが石畳に変わり、電線は地中埋設され、外壁は原色を避けるなど、職・住が一体化した特色ある景観づくりがされています。

毎年秋には、西陣大黒町を中心として、町家から漏れる灯りをテーマにしたライトアップイベント「都ライト」が開催されるなど、美しい町並みが注目を集めています。

西陣大黒町界隈のお立ち寄りスポット

渡文

創業百余年の老舗で西陣織の織元です。
高い技術をもった職人らによって織り上げられた帯は、デザイン性に優れ、数多くの賞を受賞しています。
京都市上京区浄福寺通上立売上ル大黒町693
TEL.(075)441-1111

織成館

西陣織をはじめ、全国の手織物などが多数展示されているほか、手織の体験工房もあります。
建物は、「渡文」の初代当主の店兼住居として建てられたもので、「うなぎの寝床」と呼ばれる京都の伝統的な造りになっています。
〒602-8482
京都市上京区浄福寺通上立売上ル大黒町693番地
TEL.(075)431-0020

雨宝院

雨宝院には「染殿井(そめどのい)」と呼ばれる井戸があります。
染物がよく染まると言われ、昔から西陣の人たちに親しまれてきました。
本堂前には八重桜「歓喜桜」があり、これは御室の桜と同じ品種です。
また、「御衣黄」という珍しい品種の桜もあり、黄緑色の花を咲かせます。
〒602-8481
京都府京都市上京区上立売通浄福寺東入聖天町9-3
TEL.(075)441-8678

岩上神社

授乳・子育ての神様として信仰されています。
巨石が祀られており、子供に化けたこともあると伝えられ「禿童石」とも呼ばれています。
西陣を舞台にした漫画「蛇蝎~DAKATSU~(秋里和国/小学館フラワーコミックスα)」にも登場しました。
京都市上京区浄福寺東入る大黒町